
この作品では2コーラス目に源氏物語の1シーンをイメージさせる
つくりになっていますが、他に特筆すべき事が1つあります。
それはタイトルで紫式部となっているのに、歌の中では紫式部とは
一度も出てきません。
それは、紫式部と言うのは作者の名前ではなくペンネームとして
後になってつけられたものですので、作品の中ではその紫式部と
言う名前になった所以にも起因する扱いで書かれています。
皆さんお楽しみに!
♪ かんりにん ♫
先日のテレビのゲスト収録での事ですが、担当の方からは「紫陽花」って書いて「おたくさ」と読むんですね~と言われました。 そこで「この後の収録の時に真木さん本人が説明しますから聞いて頂ければ・・・」と
お伝えしたのですが、実は別でもマネージャーが別テレビの収録について打ち合わせしてる時に、なんで「おたくさ」なんだよ。「あじさい」でいいじゃないか!」と言われたそうなんです。
そして、他でも「紫陽花」と書いて「おたくさ」との表記に、なんでこう読むのか?意味は何なのか?と聞かれる事があるんです。
実はこれこそが、作家が今回の作品に仕組んだ仕掛けだったんです。
と言うのも、元々新曲を制作するにあたり担当のディレクターさんからは「メジャーコードで、明るめの優しい女性をテーマにして、小難しくないわかりやすい表現で・・・地域性のあるものとして・・・」等などの要望があって始まったものでした。そして、演歌と言えばわかりやすいタイトルで、内容が想像出来るようなものが多く、内容もタイトルを反映したストーリーのようになっているものが多いんです。
ところが、今回の仕掛けは三つ
その一つ目は「タイトルで疑問と興味を持ってもらう」二つ目は「その答えは歌詞の中身には出てこない」
三つめは「その疑問は真木柚布子の説明ではっきりする」と言うものなんです。
つまり何も説明がなければCDだけでは何も解決しない仕掛けなんです。
(実際は皆さん疑問があるとすぐにネット検索しちゃうんですけどね!ただ、疑問はあっても素直に曲を好きになってもらえたなら、それはそれで良い事なので・・・)
そもそも、作品のタイトルで疑問を抱かせておいて、作品の中では答えを教えないと言う無茶な仕掛け。
それもその答えは真木さん本人に語らせる・・・つまり、究極は生で聴いてもらって、タイトルから始まって歌までちゃんと印象に残るものにする。と言う仕掛けなんです。
そして、まずその最初の仕掛けは見事にはまって、どこへ行っても皆さんからはタイトルについての質問が出るんです。
ところが、そんな仕掛けも発売前の「早期予約の受付案内」で見事に、落とし穴にはまったんです。
それは、インターネットなどで、早期予約の案内の中で書かれている楽曲の紹介コメントが間違っているんです。
ただ、インターネットでそれを見た作家は「間違ってるんですよね~」と言いながら笑ってるだけ、周りからは「訂正してもらうように連絡した方が・・・」との声にも「いいんじゃないですか。そのままで・・・」と言いながら笑ってる。
実は、このミスを三つ目の仕掛けのネタにしてしまえば良いと考えた作家の思惑。
ここまでくると「作詞家」なのか「策士家」なのかわからない(笑)
♪ かんりにん ♫