こぼれ話も、一つ書くと次を期待され・・・
二つ書くと三つ目を楽しみにされ・・・
三つ書くと継続すると思われる(笑)
そんなこんなで今回は「思案橋悲恋」
*座敷に座る真木さんの後ろにある小障子の前にある手鏡は、江戸末期頃の
金属製の鏡なんです。
何分古いものなので、必死に磨いてはみたもののそんなに見えるものでは
ありません。
でも、真木さんは芝居の途中でその手鏡で、まるで本当にちゃんと見えるかのように
芝居をしています。
「 思案橋悲恋 」
江戸時代 江戸の吉原・京都の島原・大阪の新町 そして九州には三代目将軍・家光の
ころに作られた長崎の丸山遊郭があった。
そこには、貧しい農家から連れてこられ一度渡ると戻ってこれない橋を渡って
遊女となった少女も少なくはなかった。
そんな丸山遊郭を舞台にした、遊女夕凪と飾り職人の銀次の悲恋の物語。
支えてくれるメンバーになっていますが、舞台監督は女性で、舞台美術・道具担当の
MMさんは拘りの人物。そして、この芝居からは舞踊団正藤が大きく関わってくれる
事になり、この芝居も神奈川・宮城・福岡など各地で公演させて頂きました。
(残念ながら肝心な長崎で公演出来ていないのが心残りではあります。)
そして、新しい広がりを見せるべく取り掛かった一人芝居第二弾「思案橋悲恋」
長崎の丸山遊郭を舞台とした芝居なんですが、さ~長崎弁をどうするか?
一応真木さんは五島にも縁があるらしく、長崎市内にも親戚がいるとの事
ただ、真木さんが長崎弁を話せる訳もなく、一応方言指導をつけた方が
良いのでは・・・
と、そこで脚本制作時点で脚本家の先生の事務所で長崎弁にしてもらったものの
いざ長崎人に聞いてみるとどうも違う部分が多いらしい。
そこで、真木さんと長年の付き合いのある方が佐世保出身と言う事で
相談する事に・・・
そして、何とか調整して稽古が進んで行くのでした。
ちなみに「知覧のホタル」では鹿児島出身の方にアドバイスを頂きつつ、
鹿児島の放送局の方のご縁で、台詞を一通り電話口で方言で読んでもらって
録音して耳コピー・・・
考えてみたら、音楽をやってる人なら言い回しは別にしてイントネーションだけなら
音をひろうみたいに覚えられるのかもしれませんね。
ただ、この「思案橋悲恋」では台本の仕上げを長崎弁にしてもらっているので
単に文字面だけではイントネーションが分からないので一苦労です。
さて、真木さんが方言の台詞を苦労して覚えてる時に美術スタッフは、舞台セットで
試行錯誤の繰り返しをしていました。
と言うのも演出家の先生の要望を全て満足させるセットにしてしまうと、第二部の
歌謡ショーで困ってしまうんです。
実はこの時の会場はヤクルトホールだったのですが、舞台の両サイドのスペースが
非常に狭く、芝居で使ったセットを片付けて置く場所がなかったんです。
その為、美術担当と話をして芝居のセットを分割化出来るようにして、少しだけ
手を加えるだけで、そのまま第二部の歌謡ショーでも使えるようにしたんです。
その為、第一部の一人芝居が終わったと同時に緞帳の中では、大忙しのセット
チェンジをやっていたんです。
本当は第一部で使ったセットを単純に袖に片付けて、第二部で必要なセットを
持ち出しするだけなら本当に簡単だったんですけどね・・・
これが、一部と二部の休憩の時間に緞帳の奥でドタンバタンと音がしていた理由(笑)
そんなセットでの苦労もありましたが、何とか本番前日になってある問題が発覚!
芝居の途中で影に映る銀次が座敷に座る真木さんにかんざしを手渡すシーンで、
真木さんは事前に本物のかんざしを隠し持っていて、影の銀次からかんざしを受け取る
演技が出来るのですが、肝心な銀次の為にシルエットに映るようなサイズのかんざしを
準備していなかったんです。
考えてみればそれもそのはずで、それまでの稽古の時には稽古場でやってるだけで
したから普通のかんざしを使ってたんです。
実際には後ろから照明をあてて影としてハッキリかんざしと認識させるには、
実物ではなく大き目のサイズのものを使わなくてはいけなかったんです。
ま~これは初歩的な手配ミスだったんですが、とにかくリハーサルまでには何とか
しなくてはいけませんから、当日会場に入ってから機材の梱包材を使って、真木さんが
使う実際のかんざしを型取りして、それを大きいサイズに仕上げて製作。
結局その時に急場しのぎで作った模擬かんざしはその後全ての公演で使う事に
なりましたので何とも皮肉なものです。
それと、この銀次役はこの芝居から正式に参加してくれている舞踊団正藤の
正藤竜之助さんでした。
そして彼は後の作品でも影として色々な役をやってくれていますので、
「影芝居の竜之助」って感じですね(笑)
でも、ファンのかたなら皆さんご存じですが、カラオケで「さくら月夜」で出てくる
本人映像で一緒に踊っているのが「影芝居の竜之助」さんです!
この芝居でのこぼれ話はちょっと長かったですが、中身が薄くなってしまいました!
何故かって・・・それは、ちょっと書き辛いからです(笑)
映像鑑賞ライブの時にはもっと色んな裏話をお聞かせ出来るかもしれませんので
お楽しみに!
♪ かんりにん ♫
二つ書くと三つ目を楽しみにされ・・・
三つ書くと継続すると思われる(笑)
そんなこんなで今回は「思案橋悲恋」
*座敷に座る真木さんの後ろにある小障子の前にある手鏡は、江戸末期頃の
金属製の鏡なんです。
何分古いものなので、必死に磨いてはみたもののそんなに見えるものでは
ありません。
でも、真木さんは芝居の途中でその手鏡で、まるで本当にちゃんと見えるかのように
芝居をしています。
「 思案橋悲恋 」
江戸時代 江戸の吉原・京都の島原・大阪の新町 そして九州には三代目将軍・家光の
ころに作られた長崎の丸山遊郭があった。
そこには、貧しい農家から連れてこられ一度渡ると戻ってこれない橋を渡って
遊女となった少女も少なくはなかった。
そんな丸山遊郭を舞台にした、遊女夕凪と飾り職人の銀次の悲恋の物語。
自分では越えては行けぬ橋を渡り会いに来てくれる銀次、切なさも増すそぼ降る雨は
恋慕の雨。
いつしか、先を誓った銀次に思いが越えて、本心を見誤った夕凪は大きな過ちを
犯してしまう。
支えてくれるメンバーになっていますが、舞台監督は女性で、舞台美術・道具担当の
MMさんは拘りの人物。そして、この芝居からは舞踊団正藤が大きく関わってくれる
事になり、この芝居も神奈川・宮城・福岡など各地で公演させて頂きました。
(残念ながら肝心な長崎で公演出来ていないのが心残りではあります。)
そして、新しい広がりを見せるべく取り掛かった一人芝居第二弾「思案橋悲恋」
長崎の丸山遊郭を舞台とした芝居なんですが、さ~長崎弁をどうするか?
一応真木さんは五島にも縁があるらしく、長崎市内にも親戚がいるとの事
ただ、真木さんが長崎弁を話せる訳もなく、一応方言指導をつけた方が
良いのでは・・・
と、そこで脚本制作時点で脚本家の先生の事務所で長崎弁にしてもらったものの
いざ長崎人に聞いてみるとどうも違う部分が多いらしい。
そこで、真木さんと長年の付き合いのある方が佐世保出身と言う事で
相談する事に・・・
そして、何とか調整して稽古が進んで行くのでした。
ちなみに「知覧のホタル」では鹿児島出身の方にアドバイスを頂きつつ、
鹿児島の放送局の方のご縁で、台詞を一通り電話口で方言で読んでもらって
録音して耳コピー・・・
考えてみたら、音楽をやってる人なら言い回しは別にしてイントネーションだけなら
音をひろうみたいに覚えられるのかもしれませんね。
ただ、この「思案橋悲恋」では台本の仕上げを長崎弁にしてもらっているので
単に文字面だけではイントネーションが分からないので一苦労です。
さて、真木さんが方言の台詞を苦労して覚えてる時に美術スタッフは、舞台セットで
試行錯誤の繰り返しをしていました。
と言うのも演出家の先生の要望を全て満足させるセットにしてしまうと、第二部の
歌謡ショーで困ってしまうんです。
実はこの時の会場はヤクルトホールだったのですが、舞台の両サイドのスペースが
非常に狭く、芝居で使ったセットを片付けて置く場所がなかったんです。
その為、美術担当と話をして芝居のセットを分割化出来るようにして、少しだけ
手を加えるだけで、そのまま第二部の歌謡ショーでも使えるようにしたんです。
その為、第一部の一人芝居が終わったと同時に緞帳の中では、大忙しのセット
チェンジをやっていたんです。
本当は第一部で使ったセットを単純に袖に片付けて、第二部で必要なセットを
持ち出しするだけなら本当に簡単だったんですけどね・・・
これが、一部と二部の休憩の時間に緞帳の奥でドタンバタンと音がしていた理由(笑)
そんなセットでの苦労もありましたが、何とか本番前日になってある問題が発覚!
芝居の途中で影に映る銀次が座敷に座る真木さんにかんざしを手渡すシーンで、
真木さんは事前に本物のかんざしを隠し持っていて、影の銀次からかんざしを受け取る
演技が出来るのですが、肝心な銀次の為にシルエットに映るようなサイズのかんざしを
準備していなかったんです。
考えてみればそれもそのはずで、それまでの稽古の時には稽古場でやってるだけで
したから普通のかんざしを使ってたんです。
実際には後ろから照明をあてて影としてハッキリかんざしと認識させるには、
実物ではなく大き目のサイズのものを使わなくてはいけなかったんです。
ま~これは初歩的な手配ミスだったんですが、とにかくリハーサルまでには何とか
しなくてはいけませんから、当日会場に入ってから機材の梱包材を使って、真木さんが
使う実際のかんざしを型取りして、それを大きいサイズに仕上げて製作。
結局その時に急場しのぎで作った模擬かんざしはその後全ての公演で使う事に
なりましたので何とも皮肉なものです。
それと、この銀次役はこの芝居から正式に参加してくれている舞踊団正藤の
正藤竜之助さんでした。
そして彼は後の作品でも影として色々な役をやってくれていますので、
「影芝居の竜之助」って感じですね(笑)
でも、ファンのかたなら皆さんご存じですが、カラオケで「さくら月夜」で出てくる
本人映像で一緒に踊っているのが「影芝居の竜之助」さんです!
この芝居でのこぼれ話はちょっと長かったですが、中身が薄くなってしまいました!
何故かって・・・それは、ちょっと書き辛いからです(笑)
映像鑑賞ライブの時にはもっと色んな裏話をお聞かせ出来るかもしれませんので
お楽しみに!
♪ かんりにん ♫