新型コロナ感染症が変異を続けていますが、皆さんはワクチン接種はされましたでしょうか?
先日私の古い知人から「仕事はどうですか?まだまだ思うように動けないかな~」と連絡が入りました。
その知人は既に1回目のワクチン接種は済ませたそうですが、周りがちゃんと二回目まで接種しないとなかなか集まれないな~と・・・
結局そうなんですよね~~~~って事になってしまうのですが、その時まで何もしないでただ漠然と待っていても仕方ないので何とか前向きな企画をと・・・
そんな時に思い出したのが「手のない時には端歩を突け」という将棋の格言。
これは、序盤から中盤の難所にかけて自分の手が分からないときには、
端の「歩兵」を一つ突いておくという戦術アドバイスです。
たった1マスしか動けない非力な歩兵。端っこにある歩を一つ突く。そんなものは戦術と言うほど意味があるのかと思ってしまうのですが、そんな取るに足らない手に思える端歩であっても、いい加減な手を指すよりずっと良いと言う事らしいです。
将棋では、端歩を突いて手を渡すことは、相手に「さあ、どうぞ。好きなように指して下さい」とゆだねてみるという意味でもあり、相手の出方をじっくり伺うことができるというメリットもあります。
その時点では直接効果はないかもしれないけれども、端歩を一つ突いておくと、あとあとその手が効いてくることもあります。すぐに狙いのある手ではなく、十数手後になるかもしれませんが、ひとつ突いた端から攻めていく手がかりになったりして大きな意味を持つ事があるようです。
確かに端歩はその瞬間だけを見れば、100点の手ではないけれど0点ではない、と言う程度の手かもしれません。でも、あとになってこれが100点に近いような意味を持ったりするのです。
ですから、将棋を教わる時に「わからなかったら端歩をつけばいい」と言われるわけです。

私も今はジタバタするのではなく、落ち着いて先を考え「端歩の一手」
(羽生善治さんがCMでも言ってますね!笑)でも打っておきましょう!
ところで、少し前までは良くニュースでも取り上げていた将棋の藤井聡太棋士が、
昨日から名古屋能楽堂で「第六十二期王位戦」の第1局に入っています。

ちなみに名古屋能楽堂では真木さんも一人芝居公演をさせて頂いていますが、
あの様な独特な雰囲気の公演は今思い出しても特別なものでした。

いつかまたあんな公演をしたいものです!
♪ かんりにん ♫