真木柚布子ファンクラブ「柚の会」スタッフブログ

真木柚布子ファンクラブ柚の会事務局スタッフのブログです。

2021年06月

     「 国際日系デー 」

  6月20日は「国際日系デー」です。
 日本からの最初の集団移住者「元年者」がハワイに上陸した日にちなんでいて、2018年に開催された第59回海外日系人大会 in Hawaiiにて宣言されました。

 
ちなみに私は、この海外日系人大会の書類も頂いて参加予定だったのですが、
 どうしても数日予定が合わず参加出来ませんでした。
 もしかしたら、この「国際日系デー」の宣言に立ち会えたかもしれないのに・・・
 今にしてみるとちょっと残念(笑)

 ところで、真木さんはこの年にちょうどハワイでのカラオケ交流イベントを開催して
 多くの皆様と交流させて頂きました。
  

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     またこんな企画で多くの皆様とのお時間を持てる事を楽しみに!
   





                          ♪ かんりにん ♫

        三十周年記念曲「紺屋高尾」を受けて作られた 講談語り「藍染の高尾」
  浪曲・落語でお馴染みの紺屋高尾は、高尾大夫に恋焦がれる久蔵が主人公と
  して描かれているのに対して、オリジナル作品として作られた藍染の高尾は
  高尾大夫を主人公にして描いたものです。

  ただ、この作品を仕上げて行く段階でこれまでの作品以上に諸々と・・・

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  まず、真木さん自身がストーリーを話し自ら演じる。
  これは講談的な構成にしなくてはならないものの、さすがに本当の講談に
  してしまうと歌手としては喉の事が心配になる上、正式に講談師に教えて
  頂かなければならない・・・
  そう考えると流石に講談をやる訳にもゆかない。
  *ま~それなら最初からそんな挑戦しなきゃ良いと思うんですが、どうしても
   自分でハードルを上げてしまう真木さんなので

  ただ、この時は打ち合わせの段階で、これまでにない笑いを入れたいとの
  事もあって、最終的に「講談調」で何とか出来ないか・・・

  ・・・と考えて話を進めてみたものの、真木さん自身があまり講談を聞いた
  事がなかったようなんです。 
  (もちろん知らない訳ではないのですが、さすがに自分で講談口調で話すとは
    思ってませんから、気にして聞いてる訳はないですよね!)

  本当はここが大問題だったのかもしれないのですが、あまりに知り過ぎてるより
  良いだろう・・と楽観的に考えて進む事に。

  そうなると、講談調・・・調とは言え、台本はある程度それらしい台詞になって
  いなければならない上に、芝居としての要素もいる。
    *ちなみに最初に書いた原案の三分の二は削除されましたけど(笑)

   さらに、何もない素舞台で演じる訳にも行かず、一応講談的な雰囲気を作る
  事に・・・ただ、この講談調の雰囲気を作るにもペンペンと叩く張扇
  (「ハリセン」ではありません「はりおうぎ」ですよ)さえ売ってるものでなく
  聞くところによると、講談師さんは自分で作るそうなんです。
  って事は、自作するしかない! 
 
  そして、どうせなら左手に持つ小拍子だけじゃなく、演出的に違う音もほしくて
  少し大きめの打木を入手(ミャンマーの三大国宝と呼ばれる希少な木材で
  ある黄金樟の木材ブロック)

   
  さらに講釈台もお稽古の度にどこかから借りてくる訳にも行かず、今は福井柚の会
  会長の志賀さん(宮大工)にお願いして特注製作。

  そして、座ったままでやるにしては少々辛かろうと考えて、真木さんが座る部分だけ
  ウレタンの畳もどきを入手。

   と言う事で上の写真に写っているようなセットを準備。

  ま~ここまでは物をどう調達するかが仕事なんですが、実際は真木さんが一番大変で
  ただ台詞を覚えるだけじゃなく演技もしなきゃならないし、やった事もない講談口調
  (ま~ほとんどの人がやったことないですよね。笑)もそれらしくしなきゃならない。
   *この辺の苦労話は「映像鑑賞ライブ」で真木さんの裏話としてお聞き下さい。

  さて、そんな準備をして直ぐに本番かと言えば、そう言う訳にもゆかず・・・

  生で御覧頂いた方やDVDをご覧頂いた方はお分かりかとは思いますが、舞台中央には
  真木さんの演じる座敷のセット。
  そして、客席から見て舞台右手側には高尾太夫の幼い頃のシーンを、そして左手側には
  遊郭でのシーンと最後は紺屋の店先をイメージして、舞踊団正藤のメンバーに演技して
  頂いたんです。

  *この真木さん以外のメンバーについてもこぼれ話があるのですが、
   それはまた機会がある時に・・・と言う事にして
   まずは制作の準備段階でのお話でした。



                       ♪ かんりにん ♫

   



  


    「海外移住の日」

  6月18日は1966年に総理府(現内閣府)が制定した「海外移住の日」です。

  1908年、第一回ブラジル移民船笠戸丸がサントス港に到着した日にちなんで
  制定されたもので、それ以降多くの苦難を乗り越えた移住者のおかげて
  今の日系社会があり、「ジャポネーズガランチード」と言われる日本人の
  評価があります。

      そんなブラジルで真木さんも二度公演をさせて頂きました。


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  高齢になってしまった移住者の方々。そしてその人たちを大切にしている家族。
  そんな人たちには真木さんのステージが特別なものになったと思います。



 二世から三世・・・そして四世となり今ではNON世と言われる時代に
 なって若い世代は変わって来ています。
  
 
 時代が変わっても、日本人らしい誠実さと勤勉さ、
 そして互いを思い会う優しさは残っていて欲しいものです。



                              ♪ かんりにん ♫

   前回「藍染の高尾」の陰で陽の目を見なかった脚本原案の話をしましたが
  同じ様にイメージ設定としてただの読み物となったものもありました。
   それは「紅傘の雪」の発売に合わせ、何か短めの作品を作れないかとの
  話から動き出したものですが、結局は新型コロナ感染症の事もあって
  中身を検討して使えるようにしても、披露する場所がないままになって
  しまうので、前に進まなかったものです。

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   考えてみたら全体として80ページ程のものなので、いくら頑張って
   短くしようと思っても無理な話でした(笑)
    
            IMG_0937

     ちなみに書き出しはこんな感じでした。
     ***************************
         四方を山に囲まれ 積雪量も多い「雪と峠」の地勢を持つ山形。
      奥州街道から三里ほど入った山間部に、江戸時代から続く小さな温泉がある。
      そこには鏝絵を配した趣のある宿を両脇に抱えた川が流れ、春先は爽やかな風が
      湯治客の火照りを沈め、見知らぬ者どうしが下駄を止めて郷語りを始める。
 
      ただ、そうした光景が一年を通じての事なら客足の絶えない温泉街へとなったに
      違いなかったが・・・      

               *注 
         鏝絵(漆喰壁の仕上げに関わる左官職人のもう一つの技術で、
日本で発展した漆喰
         用いて作られるレリーフのこと。左官職人がこて(左官ごて)で仕上げていくことから名が
         ついたもので、題材は福を招く物語、
花鳥風月が中心であり、着色された漆喰を用いて
          極彩色で表現される。
          そして、この温泉でも川沿いの通りから見てとれる鏝絵を配した宿が数件あった。

      そんな湯治場も、冬ともなれば恐ろしいほどに唸りを立てて吹雪が通り抜け、
      尾花沢からは、幅狭い悪路で一日かけてもたどり着けない山奥の仙境となる。
      そしてそこには、吹雪を越え半生を隠し、逃れるかのようにしてたどり着いた者の
      人生が綴られてゆく。

      ***************************

   ところで、その中で主人公の一人として出て来たのが「北村つた江」と言う
   女性ですが、実はキングレコードの初期の頃に歌手としてデビューして
   いた「西村つた江さん」をイメージして人物設定したものでした。

    *何だか写真がセピア色で、まるで昔に書いた作品みたい(笑)
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    と言う事で、以前アップした懐かしいレコードに結びつくんです。
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    一番左下が西村つた江さんで、
          春日八郎さんと一緒の盤で発売されたレコードです。

    やっぱり真木さんには新作を見せて欲しいものですね!

                      ♪ かんりにん ♫


    

       真木さんのブログではレコードジャケットの事で裏話が出ていましたが、
  実はこれまで真木さんが実演してきた一人芝居公演では、表に出る事もなく
  お蔵入りになった原案もありました。

  一人芝居公演をご覧頂いた皆さんは、真木さんが1時間の芝居を一人でやってる
  のですから本当に凄いと思って頂いてると思いますが、真木さんはその1本の作品に
  長い時間をかけて準備を進めます。
  と言っても、普段の仕事をしながらの事ですから真木さんは本当はもっと期間を欲しい
  のだと思いますが・・・
   
  ところで、表題にある「文結い~門付け結情編~」と聞いても誰もお分かりに
  なりませんよね。
  実は、2018年12月3日 ホテル椿山荘で三十周年記念のディナーショーを
  終えた後、その年の年末から既に検討し始めていた2019年秋の公演に向けての
  語り芝居の企画原案なんです。 
  つまり、ディナーショーが終わったその月から翌年の公演で何をするか動き出して
  いたんです。
  これはまるで、リオのカーニバルみたいなもので「一年はカーニバルの為にある!」と
  言うブラジル人みたいですが(笑)

  で・・・この時は、三十周年記念曲「紺屋高尾」を出した後でもありますから、
  落語を題材にしたものも面白いかもしれないけど・・・
  でも、それを一人芝居にするのもちょっと・・・
  そこで、以前公演をした「能代お菊」は見てない人もいるのであらためて
  手直ししてやってみたいけど・・・
  でもせっかくなら「ごぜ」を主人公にした新作にしてみようか?・・・
  となっていったのです。 

  ところが、真木さんが年末に以前からの友人と食事をしてる時に、
  たまたま友人の
  「ナレーションをいてれ芝居するくらいなら全部自分でしゃべってみたら・・・」
  と言う一言を聞いて真木さんの中では大きく方向転換。 
  「落語は出来ないけど、自分でしゃべって演技も出来ないかな~」と・・・
  スタッフとしては大慌て!つまり、それはまるで落語みたいでもあり
  講談みたいでもある、でも浪曲じゃないし、単なる芝居でもない・・・

  ま~それ以前に「ごぜ」を題材にした原案に取り掛かっていたところからの急展開。
  そこで、急遽同時進行で2本の脚本原案を作成する事になったんです。
  それが、皆さんにも公演で御覧頂いた、講談語り「藍染の高尾」(こぼれ話は後日)と
  「文結い~門付結情編~」だったんです。

  結局は三十周年記念曲「紺屋高尾」の続編としての楽曲「藍染の高尾」を
  劇中歌として使う作品として2019年10月8日 渋谷伝承ホールでの
  実演となりました。

  と言う事で、真木さんのCDジャケット同様に陽の目を見る事がなかった
  60ページ程ある脚本原案です。  

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   最終的には陽の目を見る事がなかったこの作品ですが、あらためて見てみると  
   最初から<語り芝居>として書かれているので、一人芝居用に書き直すには
   無理があったのかもしれません。
   ま~結果オーライなんですが、講談語り「藍染の高尾」をやるにあたっては  
   真木さんが一番苦労する事になったので、そのへんのこぼれ話の一部はあらためて  
   書かせて頂きます。

                      ♪ かんりにん ♫

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