先日 大垣~中津川と回らせて頂いた時に、なぜか真木さんが
   普段やる事のない流れで楽曲を選んだんです。
   もちろん、お客様や会場の雰囲気で選曲するんですが、今回は
   なぜか、いつも最後に歌っている「愛をありがとう」の後に
   「三十年の歌語り」を歌ったんです。
 
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 今年35周年になる話もする関係もありますが、歌手 真木柚布子を
 歌った楽曲としてこの2曲を続けてやったんです。
  ただ、普通に何も考えなければ「あ~そうなんですね!」と言う
 だけの事なのですが、実はこの二曲は共に公演の最後の曲として使われて
 いるので、エンディングらしい終わり方をしてるんです。  
 ですから、これまでの感覚で言えば、エンディング曲を二曲続けて歌う  
 なんて考えられなかったんです。
  でも何故か真木さんはそれをやったんです。
 しかし、その二曲を続けて聞いてみると、「愛をありがとう」は
 真木さんが夢を追いかけて皆さんに支えられ、キラキラとしてる
 雰囲気があるんです。
  とにかく、何だかキラキラしてるんです。
 そして、この曲は皆さんにも愛されていて、一緒に歌って頂いてました。
  それに対し「三十年の歌語り」は辛く苦しい事も含め、それを楽屋の
 鏡に向かい、心にしまって皆様が待つ舞台に上がる、真木柚布子の人生を
 重ねた色艶も感じる歌なんです。
  そして、皆様にも一緒に歌って頂ける「愛をありがとう」と違い、
 「三十年の歌語り」はじっくりと聞いてほしい楽曲なんです。

  つまり、皆様に支えられて歌う楽曲と、真木柚布子が皆様の前に立つ
 舞台に上がる影の心情や姿を感じて頂く歌。
  その二曲は実はある意味連作のような楽曲だったんです。
  
  もちろん、その時々での思いがあって作られた楽曲ですが、なかなか
 続けて歌う事のない楽曲。
  それが、続けて歌われる事で初めてより鮮明に見えてくる。

  そう考えると、歌手 真木柚布子を感じる節目の楽曲としては本当に
 意味のある楽曲なんだろうと思います。
  ただ、どうせなら35周年と言う節目に、三作目となる真木柚布子を
 歌った楽曲を聞いてみたいものです。

 ・・・ところで、今回なぜこれまで絶対にないと思っていた、
  エンディング曲2曲を続けて歌ったのか・・・
  真木さんだけの秘密かもしれません。

                ♪ かんりにん ♬