真木柚布子ファンクラブ「柚の会」スタッフブログ

真木柚布子ファンクラブ柚の会事務局スタッフのブログです。

2021年09月

  今年は真木さんの特別公演もディナーショーも行う事が出来ませんでした。
 ただ、気持ちは前向きに来年は何とか真木さんらしい舞台を・・・と
 願っています。
  そして、もちろん真木さんと言えば一人芝居の公演ですが、次はいったい
 どんな作品をやるんでしょうか?
  かなり期待!!!

 そんな期待を持ちながら、過去の一人芝居公演の制作資料を見ていたら
 結構色々と出て来ました。
 

 シーン 1 【 オープニング 】 

 

  【 スクリーンに時代背景・場面設定を想像させる静止画フラッシュ 】

 

  戦争当時の写真や芝居の設定となる桜・少女・戦闘機などの写真を静止画として投影。

   BG/SEなどには戦闘機飛行音・狙撃音などを使用。

 

      = ナレーション = 録音にて   

 

昭和20年 桜の便りが届く頃 敗戦色濃い日本軍は、未来ある青年達に、
特攻と言う悲惨な命令を下し
国の運命を託しました。

    

その若い命では、大きな使命を背負いきれないことも、大切にする家族や         
愛する人さえ守る事が出来ない事も
すべてわかって、
知覧を飛び立って行ったのです。

 

そしてその突撃前のほんの短い間、青年たちの身の回りの世話をしたのが、
地元の女学生達だったのです

これからお話しするのは、二度と帰らぬ人と永久の恋を紡ぎ、思い出の桜を
振って、愛する特攻兵を送り出した
少女の生涯をかけての恋の物語りです。

 

    ・・・こうやって始まった舞台でしたが・・・

  「知覧のホタル」と言う作品をご覧になった方は、なんとなくわかって

 頂けるかとは思いますが、作品テーマが非常に難しい大きなものでしたから、
 原案や脚本の制作に入る前に随分とテーマに対するメモ書きが残っています。

 そこには作品では出てこなかったような文節がかなりありました。
 ( 実際は原案の半分ほどは使われず脚本が書かれてました。
   そして、稽古が始まるとどんどんカットされたり変更されたり・・・)

  普通はこんな打ち合わせ段階でのメモ書きを表に出す事はないのですが
 改めて真木さんの作品を見て頂くきっかっけになればと・・・

  *以下 複数のメモ書きを抜粋して
 
***********************************

 2015年 日本では戦後70年をむかえました。
その長い歳月の間、日本人だからこそ成し得る敗戦からの大きな成長を遂げ、
唯一の被爆国として戦争の愚かさと
平和への願いを発信し続けていたはずです。


 しかし、その日本の願いも虚しく世界のいたるところで永遠と悲惨な争いが
続けられているのが現実で、ともすれば
平和を願い続けていた日本ですら
「抑止力」としての武力から戦争へという踏み入れてはいけない一歩を踏み
出そうと
しています。

 その様は「自国の領土と国民を守る」と言う大義で突き進んだ70年前に
戻ってしまったかの如く、世界中が
病んでしまっているとしか思えないものです。

 ただ、これまでの70年の間日本がその過ちを繰り返さないでこられたのは、
戦争だからこそ課されてしまった
加害者としての立場と、その悲惨な実情を知る
被害者である戦争体験者がいたからなのかもしれません。
 
 しかし、その悲惨な戦争を二度と繰り返えさないように我々を守ろうとして
くれた戦争体験者は高齢となり、
その悲惨な真実を伝えてくれる語り部も次々と
先人の元へと旅立っています。

 
 悲惨な戦争が二度と繰り返さないように語り継ごうとする高齢の戦争体験者
その語り部が苦悩の人生に幕を降ろそうとしてる今、報道で伝えられるのは
世界中の争いのニュースであり
机上の平和を語る日本の現実。

 

 2015年 政府やマスコミは大きく戦後70年を取り上げ、全国で戦争と
平和を願う催事が行われましたが
いったいどれだけの人がそのユースに耳を傾け
催事に足を運んだでしょうか。

      
 そして、その中の何人が戦争の悲惨さを次の世代に伝え、平和を信じて守り抜いて
くれるのでしょうか?

 

 

我が子や愛する人が戦争に駆り出される事を想像しただけで胸が張り裂けそうな辛さ

その思いは70年を経た今でもまったく同じなのです。

長い年月を越えても変わらない人としての思い
心の質の高い日本人だからこそ語り継ぎ、もっと考えなくてはいけない事もあります。

 

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      < 特攻と言う悲劇 >

  
1945年敗戦も色濃くなり軍は本土防衛の最後の切り札として飛行機の突撃により
敵が戦意を失い、本土攻撃をあきらめ、戦争を少しでも有利に戻せると考えた。
それが特攻です。

 
20歳前後の若い青年が全国から集められ、その無謀な特攻という作戦で戦死した
若者は1045人。その内知覧を最後の地として飛び立った若者は463
知覧の富屋旅館では特攻の為に全国から集められた若者が、飛び立つまでの
数日間を過ごしました。


 


 

 忘れないで下さい「知覧のホタルを」

      すべてをわかって飛んで行ったんです。

            あなたを守るために

 

 ここを飛び立てば二度と戻ってくることが出来ない事も

 自分の命を引き換えにしてもそれだけでは決して戦争に勝てない事も

 すべてわかっていたんです。

 でも、桜の綺麗な故郷、大切な日本 そして両親や愛する人を
 もし守ることが
出来るなら・・・

 ほんの少しばかりの可能性であっても、今の僕に出来るのは
 あなたを守るためにこの命を捧げる事しかないのですから

 

 悲しまないで下さい。苦しまないでください。

 僕は大切なあなたを守れると信じてこの知覧を飛び立つのです

 あなたに頂いた命、そしてあなたの為に生きてこられた事を
 誇りに思って
飛び立ちます。


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  「 知覧のホタル 」

 

   ホタルが帰る場所「知覧」

 

  夏の夜に幻想的な光景を見せてくれる蛍

 でも、いつもホタルが帰ってくる場所があります。
 今ではその地名さえ知らない人も増えた「知覧」
 そこには、夏という季節だけではなく
 忘れてはいけない悲しみと不幸を背負って
 ホタルが帰ってきます。 

 

        
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< もう一つの知覧  ~ 桜の少女たち ~ >

       知覧のホタル ~桜の少女に送られて~

 

 もう生きて戻ることのない若い兵士たちの最後の数日間
 身の回りの世話をした少女たち

 家族に最後の別れさえ告げる事の出来なかった若い兵士の思いを・・・
 死に向かう人間の気持ちを受け止めた少女

 最後の出撃には桜の枝を持って送った少女たちがいました。

 

 

   日本の故郷には春の桜が似合います

   それが日本人の心に似てるからでしょうか

   満開のさくらの艶やかさ

      ほんの短い桜花を過ごし 

          散り行く桜も美しい

 

   ただ・・・

 

飛び立つ命が桜なら  笑んで散り行く桜を愛でますか

 

   それが貴女の恋ならば 笑んで散り行く桜を愛でますか

 

   それが貴女の息子なら 笑んで散り行く桜を愛でますか
   

   でも・・・

 

送る私も桜なら 散り行く桜に寄り添える

   先日真木さんに一本の電話が・・・
 以前 真木さんのステージで音響をして下さっていて
 随分と仕事もご一緒した青森の方。

 話によると、知り合いの方と話をしていて「真木さんに
 来てもらえないかな~~~」と
 そこで、その場から直ぐに電話をかけてきてくれたそうです。
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 コロナの事があって大都市だけではなく皆さん自粛自粛で
 随分とストレスも溜まっているでしょうし、生で歌を聞きたい  
 歌いたい!と言うのも当然。

 *頭の中には2006年8月に発売した「下北半島」が流れて
  来てますが・・・
  
  もちろん真木さんもスケジュールを合わせて青森の
  八戸~陸奥へと・・・希望!!!
 (ただこれも、お声がけ下さった方と詳細確認しなくては
  いけないと思いますが、一人芝居の「能代お菊」でも
  行ってましたが、久しぶりの青森だと思います。)  

 そんな青森と言えば、もちろん「能代お菊」だけではなく
 こんな作品もありました。

 青森県三厩村で小さな居酒屋を営む女性の人生を描いたわらいあり 、   
 涙ありの感動物語。                          

 「小さいころから母親との確執を背負いながら波瀾万丈の人生を過ごして  
 きた女性が、一人たどり着いた青森県三厩村で小さな居酒屋『美唄』を   
 営み、そこで明るいけど心につらい過去を抱えながら過ごしているが、   
 その店の女将が、お客さんによって悩み、苦しみが晴れていくという    
 最後は明るく気持ちよく終わらせていただくという笑いと涙と感動のお芝居。

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      もちろん皆さんお分かりですよね!
  

  さすがに一人芝居は出来ませんが、久しぶりの青森・・・  
  行けると良いですね!

                       ♪ かんりにん ♫

  26日の真木さんのブログにもありましたが、真木さんは
 本当に多くの先生方や超がつく程の方々との共演がありましたね!

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  以前市川先生とのレッスンのお話を聞いた事がありましたし
 晩年の森光子さんの芝居についてもお話しましたが、真木さんは
 身近にいると普通に接してくれるんですが、話す中身が濃い!(笑)
  遠い次元の知らない話がポンポン!
 そのうち映像鑑賞ライブのついでに、真木さんの芸歴裏話でも
 話してもらいましょうか(笑)

                   ♪ かんりにん ♫

  私事ですが、更新が止まっていたこのスタッフブログを引き継いで
  最初に上げたのが「新作グッズ」と言うものでした。
  その時のパッチワークポーチは人気商品で、追加製作を繰り返し
  今回最後の10個の製作を依頼しています。
   これで本当の完売となります・・・とは言っても人気商品では
  ありますので、デザインを変えて製作する話も出ていますが
  何せ金額がまったく合いませんので、現行金額では販売は
  間違いなく終了となります。

  と言う話のついでに、私がこのブログを上げ始めてあと二週間少々で
  1年になります。
   私の目標は、真木さんとは月に一度程度しかお会いする事がないので
  ネタには困りますが、「なんとか毎日一年間ブログを上げ続ける事」
  でした。
  ここからの二週間 私にとってのラストスパート・・・
  どうか皆さんお付き合いくださいね!

                  ♪ かんりにん ♫
  
 ******************************
 
  【 新作グッズ 】   2020年10月12日付

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新型コロナ感染症拡大で芸能界でもなかなか思うように皆様の元に出向いて交流する機会にも恵まれず・・・おかげでついついブログのアップも疎かになってました・・・すみません!
 そんな中突然ですが、講談語り「藍染の高尾」に合わせて製作していた藍染のグッズにまた一つ新作が・・・

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  先日もブログの中で取り上げていました「柚の会」についてですが
  各地の皆様と話をさせて頂いている中で、小規模のグループ柚の会なら
  直ぐにでも作ろうか・・・と言う流れが出て来ております。
   正式発足した段階でちゃんとホームページ掲載と合わせてご報告致しますが
  既に4グループは発足する流れになっております。
   
  また新しく仲間が増えますの事に感謝です!

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   ~~~~~ 先日ご案内の件 ~~~~~
  真木柚布子ファンクラブ「柚の会」は入会頂いた皆様全員が   
  「柚の会」会員となりますが、「地域柚の会」は「柚の会」の   
  会員の方がほんの数人でも良いので、親しい仲間で真木柚布子の
  話題で集って頂くもので、それぞれに名前をつけたものです。

  もしよろしければ、柚の会の方で近くの友人数人で名前をつけて
  独自の「柚の会」を発足してみませんか?
  ただ、特別大きな特典はありません(笑)
  でも、ちゃんとホームページで柚の会として掲載させて頂きますし
  写真や活動の様子も自由に掲載させて頂きます。
  つまり、真木柚布子の事務所のホームページで公式に掲載!
  その扱いは人数の多い少ないではなく、皆同じように「地域柚の会」と
  なります。

  ちなみに「〇〇柚の会」は前の〇〇に地域名が入るものですが、
  実際は「地域柚の会」と同じ様に「グループ柚の会」もあって
  本当に数人程度のグループの集まりの場合には「柚の会・〇〇」と
  後ろにグループ名が入ります。

  「地域柚の会」とか大人数を集めて・・・と躊躇しておられる方が
  多いのですが、3人でも5人でも普段仲の良い人と真木柚布子の歌で
  交流してもらえば、それが「グループ柚の会」なんです!
  少ない人数でも良いじゃないですか! 楽しみましょう!
  是非 事務局宛にご報告頂いて、正式にスタートしてみませんか?

  望みは全国津々浦々に小さくても良いので「地域柚の会
  (「グループ柚の会」含む)」が出来る事。

  そして、それぞれの会がたまに連絡を取り合えるようになって
  真木柚布子を縁に離れた場所に友人が繋がって行く事なんです。

  小さい積み重ねのバカげた夢かもしれませんが、皆さんも是非!

                   ♪ かんりにん ♫

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